交通事故発生から解決までの流れ
「歩行中に交通事故の被害に遭い現在入院しているが、今後のどのような流れで対応していけばよいのか分からない。」
「親戚が交通事故の被害により亡くなった。どのように損害賠償を請求していけばよいのか分からない。」
交通事故は身近に潜んでいる危険な出来事ですが、いざ自分や親戚が被害者という立場になると、どのように対応していけばよいのか、流れも分からずに不安になることかと思います。
■交通事故の被害に遭ったとき
交通事故の被害に遭ったときにまずしなければならないのは、身の安全を確かめるということです。
自分や家族の身体に異常がないか確かめ、怪我をした人がいたり、違和感を覚える人がいたりする場合には、迷わず救急車を呼びましょう。
警察や救急に緊急通報をする役目は、原則として加害者にありますが、加害者が必ずしも最善の行動をとってくれるとも限りませんので、自分で通報しても問題はないでしょう。
また、事故の二次被害を防ぐことも重要です。
身体に問題がなさそうでしたら、発炎筒などを適宜使用し、後続車による事故の発生を防ぎましょう。
■病院での治療
怪我をした場合、あるいは怪我が疑われる場合には、救急車で病院に行き、治療を受けます。
平行して警察では現場実況を行い、実況見分調書を作成します。
怪我の度合いによっては、入院や通院の必要があるケースもあるでしょう。
そうした場合には、自身や家族の容態回復を最優先とし、しばらく示談交渉などは落ち着くまで停止していても問題ありません。
■示談交渉
示談交渉を行う段になったら、まずは過失割合や損害賠償の項目、額について検討します。
しかしながら、ご自分で示談交渉を行うことは、あまりおすすめできません。
相手方の知識や経験のほうが多いケースが多々あるからです。
任意保険の示談代行サービスを利用することも1つの方法ですが、法律と交渉のプロフェッショナルである弁護士に依頼する方が安心です。
■後遺障害等級認定
後遺障害は、交通事故による後遺症のなかでも、自賠法施行令に定められた一定の条件を満たさなければ認定されません。
後遺障害は1級から14級までの等級が定められており、数字が小さい方が重い障害となります。
この後遺障害等級認定は、加害者側の保険会社による事前認定と、被害者側による被害者請求と呼ばれる2種類の方法で認定を求めることが可能です。
事前認定では、示談の成立が後遺障害についての損害賠償支払いの条件となっていますが、納得いかないまま示談を成立させるようなことがないようにしましょう。
■示談が成立しない場合
示談が成立しない場合には、訴訟を起こすということも考えられます。
時間や費用もかかってしまいますが、最終的な決着をつけることができます。
神戸あかり法律事務所では、交通事故に関わるお悩みをはじめとして、不動産問題、相続問題などのさまざまな法律トラブルに対し、豊かな経験と実績を元にした、たしかな解決策をご提案させていただきます。
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